Hand Made My Compact Cajon
さて、普通のCajonもいいですが、膝の上や押しに挟んで手軽に持ち運べるCajonも在ってもイイじゃないですか〜。ということで、作ってみました。
コンパクトCajon。
コレはCajonを作ってみたい方の初級編みたいな物です。
お手軽に出来ますので参考に。
因みに、このCajonはSchlagwerk Percussion社のComparsa『DC4002』を模作してみました。
材質も選ばずお手軽に出来ますので如何?
<行程 1>材料
ラワン集成材をカットして貰いました。ココには写真がないですが、打面として2.5mmと4mmの合板を揃えます。
ここでワンポイント!
ちゃんと打面や本体の張り合わせる部分平らになっていますか?機械でカットした方がイイですよ。
大きさは板厚が18mmですので出来上がりを35cm×25cm×25cmになるようカットしています。
<行程 2>ホール加工
BASS音を抜けさせるためのホールを一枚の板に開けます。
直径10cmです。
まあ、サイド長辺でも短辺の板でもイイですし、ホールの大きさや形を変えてもイイと思いますが、今回は『円』にしました。
ココで自分ではこんな厚い板開けられない方は、材料加工してくれるところで開けて貰いましょう。(作者は自分で開けましたけど。)
<行程 3>本体組み上げ
『箱』を作る要領でこの様に組み上げます。
写真では見えにくいですが、ネジ頭が隠れるよう『ダボ加工』しています。
他には方法として圧着する方法もありますが、釘でも内側にダボを埋め込み表面にそういった跡を残さない方法もありますが今回は誰でも出来るように外から打ち込みました。
<行程 4>打面接着&表面仕上げ
自家製の『締め付け装置』で打面を表裏にそれぞれ厚さの違う板を張り合わせます。この装置はなくても平らな物で押さえつけて重しにタイヤや石や要らなくなった雑誌等で圧着して一晩おいておきます。乾いた後は
音確認の為叩くのを我慢しつつ天板や角などカンナで丸みを付けてゆきます。
その後全体の角を確認して問題なければ、紙ヤスリでなどで粗い目から細かい目へと下げて行き表面を磨いていきます。
たまに堅く絞ったタオルなどで軽く拭きながら表面を確認しながら徐々に紙ヤスリの目を下げてゆき表面を綺麗にしてゆきます。
面倒でも「仕上げ用ヤスリ」まで時間を掛けて磨きましょう。ここまで出来たら、もう形は「Compact Cajon」に成っています。
出来上がったら後はニス塗り開始。
<行程 5>こんな感じです
出来上がりはこんな感じです。
こう写しますと普通のCajonの背面姿ですね(汗)。両面の音もイイ感じで低音もスッキリと出ています。
持ち運びには快適なこのCajon制作初めての方や更にアレンジの音が欲しい方にはお薦めです。

ありがとうございました。
さて、次はどんなCajonを作ろうかなぁ・・
制作:ZO-3
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