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まずは材料です。
これは正しい材料を選ぶことから始まります。
サイズと寸法は、Cajonがどのように鳴るだろうかの中心的かつ決定的な役割です。大きな箱は、当然それらのより小さなCajonより低音や響きなど大きくなる傾向があります。
容積が深い(大きい)本体は多量の低音を発生します。また、より容積の浅い(小さい)ものは短い低音調子を発生します。
概して言えばその測定が寸法幅から遠くに反しすぎる大きさ(箱:深さ:高さ=1:1:1.5)が理想的です。
Cajonの音の最も重要な基準は演奏する表面(打面)の発生音です。これは、張りが在る物の方が長持ちしますので・・。
(木材などは『What's
コーナー』の材料の記事を参照して下さい。)
4mmシナベニヤ一枚(打面と背面)と20mm集成材をそれぞれ家庭用品店などで購入しカッティングして貰いましょう。その方が材料が直角になっているのでイイと思います。今回はレギュラー
Cajonを制作しますので、460××300mmを二枚300×300mmを二枚です。
ドラムスナッピー。
あと背面シナベニア300mm×500mm一枚と打面に同じシナベニアです。
(今回は打面用に色付きの2.7mmの厚さで300mm×500mm一枚を使用します) |
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行程はBASS Cajonの作り方の課程の組み方を参考にしてください。
スナッピーの取り付け位置は、女性のBASSの叩く位置(天板から200mmの位置)でスナッピーはドラムメーカーPearlの型番S-022。
ネジ止めで打面裏に付くように取り付けます。
出来上がったら、BASSの音を出しスナッピーのなりの部分を聞き、自分の気持ちいい音になるようスナッピーにガムテープを張り調整しますとイイですよ。そうなると多少微妙な調整が難しいかも知れません、このスナッピーを一本まるまる貼り付ける方法が一番簡単ですが、もう一つ方法を。まず、Cajonに座って天板から左右の手をバズ音を鳴らしたい位置を確認します。その位置の真裏に当たる位置と左右の側板までの距離を計ります。そしてスナッピーを思い切ってその長さ(プラス側板裏側に取り付ける分の折り返しの長さを忘れずに)に切り取ります。用は「ホウキ状」にしてしまいます。こうするとある程度BASSとバズ(スナッピーの当たり音)が分離されます。(素早い叩きの場合、次の音に対してスナッピーの先端の戻りが追いつかなくなってしまう場合など)後は、その切断したスナッピーの先端をガムテで止めるなどご自分で試行錯誤して見てください。これは、ギター弦の装置を作るのが面倒な方や、初めて作る方にはオススメですよ。
ま、スナッピーを取り付けなければ、TOCAのACCLタイプかACCSタイプのCajonとほぼ同じになりますよ〜。
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後ろから見るとこんな感じです。
当時は天気がいいので家の前で作っていると、ご近所の方から「大きな巣箱だね〜」とか「棚?」など言われていました(汗)。え?今?大丈夫。ちゃんと『楽器』って認知して貰ってますって、深夜の制作作業の時うるさくても我慢・・・して頂いてます・・・・・。 |
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やはり人が座ってCajonを叩くので、ニス塗りはちゃんとした方が良いですね。
打面もニス塗りで強度や木の密度が強くなるので一応塗っていますが、色つきのベニアだと結構シビアに塗らないと刷毛跡が分かってしまうので皆さんのお好みに任せます。
このシリーズのCajonは打面がネジ止めしています。打面が割れたりしてもまた付け直せばいいのです。但し、ネジの止めている部分はやはり打面のブレを押さえられますので響きの長さが短くなると思います。(ZO-3見解)
ただやはり、メーカー製のCajonの打面は『バーズアイ』と呼ばれている堅い木の圧縮合板を使用していて(多分メーカー独自の材料だと思う)日本では手に入れることが困難みたいです。
底板には「フェルト」にて足を貼っています。お好みでゴム足を着けるのもお任せ。ゴムだと絨毯に跡がつきます。(フェルトはゴミが付きやすい・・・それに、傾けて叩かれる方は、後に体重で接着面の糊がずれて汚れるコトもあります。)
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