Hand Made My Cajon(2-1Page)
(by ZO-3)
特注Cajon
<行程9>再度各部確認
後はゆがみやボンドの剥がれ等の確認をします。
大丈夫で有れば、打面を貼り付けます。

先ほど取り付けた「鈴用のワイヤー」の市販されている「鈴」10個を取り付けます。(数も好みですよ〜)
鈴は低音の空気の振動で震えるくらいの軽さの鈴がお薦めです。(重いと微動だにしません)
鈴の取り付け
 キーリングは置いているところは、ホームセンターの他に『鍵屋さん』とかに置いています。 お近くにない場合、手芸屋サンに行くとビーズなどで作るコーナーにブレスレット用の『輪』になった針金が売っていますので参考に。
 他の方法に打楽器店や民族楽器店に良く見かける『足首に巻く鈴(名前忘れました)』をマジックテープなどで骨材に沿って貼り付けるって方法もあります。
 他にホームセンターに鳥や害獣の防止用の鈴装置も加工によっては使えます。ので参考に。ま、振動で鳴ればいいのですが〜。
<行程10>ナナメ天板取り付け
ナナメ天板の取り付けこれが人の手で行う作業で一番気を遣った場所です。(作業工作機械があれば簡単ですが、一般の方は普通持っていないでしょう。)
初めは、ボンド付けだけにしようと考えていましたが、人が座るということを考えるのと空気の漏れが無いようにということで、ネジ6ヶ所止めもしました。

打面も弦に押されていい感じでそり上がっていますね〜。
<行程11>ナナメ天板
後方から見るとこんな感じ
ネジ頭が見えますでしょう?
これはダボ穴を入れるときに勢い余って貫通させてしまい頭の大きなネジをつけました・・・。
<行程12>背面板の取り付け
背面板を取り付けました。やはり斜めな部分が有るので若干通常より低い位置に鳴っていますが、こんな感じです。
穴の直径は、120mmが通常ですが体積を110mmにしています。
穴から見える「四角い」のは、響き線の調整用ガムテープです。(透明の方が見栄えがイイですね・・・)
<行程13>ヤスリがけ
後はヤスリでひたすら磨きましょう!
80→100→120→180→240→400→600→800→1000番と目を下げて必ず磨きましょう!そうしないと、ヤスリがけの跡がニス塗りに出ますよ〜。但し、打面や座面などツルツルすると奏法に支障される方もいますので、お好みに。ま、ヤスリがけしなくてもいいのですが・・・・・。好きにしてや。
<行程14>ニス塗り終了。背面
ニス塗りもシンナーなど薄めてから、三回ほど重ねて塗ると光沢が出ますよ。ハケの毛の抜けなどに気を付けてね〜。あと寒さや寒暖の激しい時期には、浮き上がりや未乾燥に気を付けて。
<行程15>正面
座る部分が狭いため、結構前に座らなくてはならないので、足の長い方や背の高い方はしんどいかもしれませんね。
いかがですか?見た感じは。
<行程16>底ゴム足取り付け
響き線の調整六角の頭が底に有るためと、KO-HEYさんが「Cajonを演奏するときステージなどに共振してしまうので」と聞いたことがあるので、吸震ゴム(アンプ用や車のボンネット用)のゴム足を取り付けました。

はたして、どんな感じなのでしょうか・・。
感想は・・・やはり内容量が角度により減ってしまい低音はタイト、多分厚めの打面板ということもあるけど・・・。
大きな開場では迫力に欠ける音になった感があり、次回の参考になった。
私の打楽器師匠の保坂さんに贈呈。
制作:ZO-3

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