Cajon's Rhythm
私が知っている範囲ですが、Cajon(ペルー式タイプのCajon)のRhythmの説明です。
リズム関連用語辞典


【Cajon(カホン)のRhythm】

PERU式の叩き方はコレを参考にしてください。
ペルー式の叩き方は↑クリックしてね。



ジプシー(ジターノ)の先祖は北インドから出発し、ゆっくり西方に移動しました。彼等は、各国々の途中の音楽文化の一部を集める様々な国々を通り抜けました。これはフラメンコが、インド人、東洋人、北アフリカ住民およびスペインの芸術的な要素と有色であるという理由です。
 今日、フラメンコ、ジャズおよびラテンアメリカの音楽癒合しているのが増加しています。オリジナルのフラメンコ音楽はPercussionなど打楽器をを使用せず、パルマと同様にダンス自体のリズミカルな強さに依存しました。
 しかし、現在ではCajonも認知され始め使用されることが多くなってきています。



RUMBAはラテンアメリカから逆輸入されて、フラメンコ化したRhythmです。タンゴフラメンコより早いRhythmです。特にキューバのルンバのRhythmとリンクしています。
基本形は、1 2 3 4|1 2 3 4|・・・・・・と正確に叩く事ですが、強弱や表現でニュアンスが変わります。
   (1) 2 (二つ叩く) (3) 4| (1) 2 3 (4)〜「( )内の音は叩きません」
モールス信号のようにすると・・・・
   (−) ・ ・ (−) −|(−) − − (−)|〜異常を繰り返す。


フラメンコのTABGOは、あのアルゼンチンタンゴの原点です。
 フラメンコでカホンをつける時、ギターのファルセータ(
=ギター奏者によって演奏される旋律の変化 )やシレンシオ(=静寂、アレグリアスの歌ぶりの後に、ギターのファルセータで静かに踊られる部分)といった聴かせるときはほとんど叩きません。
カンテリブレといって歌い手が唸っているときは聴いてあげる気持が大事です。
 あと曲種によっては叩かないほうが良い場合があります。
 それらを前提に踊りにつける叩き方は低音を使ってベースをキープ しながら曲種によるコンパスをリードしながらギター、カンテ(
=フラメンコの歌)と協調をとります。
 低音も指先、指全体、手のひら全体の3種類とカホンの中央と端の中央をつかい6種類を使い分けています。
 3拍子系のリズムには単純な3連もありますが、強中弱の強さの変化がありますので、右手で3拍子を刻んだり、右左で刻んだり、裏打ちを強く高音で入れたりします。 高音域も指先と指全体と使い分けますが、あくまで曲種によります。中音域はベース音と高音の中間あたりで繋ぎの役割のように使っています。
 フラメンコの場合細かいパフォーマンスしても踊りの足さばきに消されてしまうので寂しいですが、存在感のあるリズムを心がけるようにしています。
 コンパス感について、簡単に説明してみましょう。
フラメンコの世界では、コンパス(
=Beat、Rhythm。1つの形式の特有のRhythm。まとまったRhythmの単位。ソレア系のRhythmでは1コンパスと言えば、4小節12拍のRhythmの周期をいう。)を非常に重要視します。 2拍子、3拍子とその複合拍子で成り立っているとといっても いいくらい、もとは簡単なのですがいろいろな曲調で コンパスの長さが変わります。
12拍もあれば6拍もあり、 ブレリアスという代表的な曲調でコンパスを表しますと K12B45E7G9I11といった3拍子3拍子2拍子2拍子2拍子 という12拍を繰り返しそのなかで曲ができているというものです。
そのコンパスを身体に染込ませ踊ったり、伴奏したりします。 コンパス感を持っていないと三位一体の曲が出来上がらないという事になります。
根底には、常にコンパスが流れているのですから・・・
 一番よいのはパルマ(
=手拍子)で練習するのをお勧めします。
 これが一人で練習すると難しいのです。相手はメトロノームです。 最初は音をおさえて、頭でコンパスをとらえれるようになったら、 段段強く叩いて行きます。
 表裏が叩けるようになったら、 カホンなど簡単です。
 右左の2つの音があるので、裏打ちも簡単です。左右の手配りの練習を続け、アクセントのつける位置を強くしたり、アクセント以外を弱くしたりします。 奇数拍は右左交互にアクセントが移動します。
 締め叩きは5連打が基本形、右左右左右で最初はゆっくり、段段早くして行きます。
こんなやり方もありますのでご参考まで。
by たっちゃん



「BULERIAが出来ればフラメンコが出来なくていい、BULERIAが弾けない人は、フラメンコを弾いているとは言えない」と言うほど難しいRhythm(コンパス)です。無数のバリエーションが在ります。
 1 2 |4 5 |7 |9 10|0 0 (*下線部にアクセントがあります)
これが、フラメンコの元来のRhythmでソレアと言います。BULERIAも同じですが、今日では・・・
  2 3| 5 6| 8| 10| 0 (*下線部にアクセントがあります)
のように、頭にアクセントを付けてパルマ(手拍子)を叩きます。三拍子ですが、フラメンコの微妙なノリが在りますので。



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